【お花のカラー箸置きが出来るまで その1】

箸置きの材質であるレジンはエポキシ樹脂
を使用していますので、硬化するのには
約12時間以上かかります。
硬化してもすぐに研磨しても光沢が出ない
ので完全に硬化するのに
4日ぐらいは自然乾燥させてから
研磨作業に入ります。
エポキシ樹脂は室温と湿度により硬化具合
が変わりますので夏場と冬場では
硬化時間が違うのです。
もちろん夏場の方が早く硬化します。

それでもエポキシ樹脂を使用するのは
仕上がりの透明感と光沢ツヤが
すばらしい質感がいいので
こだわって使用しています。

箸置きは、細かな作業工程を
経て完成できるまで
約2週間かかります。
ただ、他の物を一緒に作っていますので、
一度に作業工程(レジン注入・粗削り研磨
・細目研磨・仕上げ研磨等)が
たくさんあると効率がわるいので
出来るだけ作業工程をまとめて作業を
しますので完成までは時間がかかって
しまいますが手作りにしか作れない
贅沢な箸置きになります。

型枠から硬化して取出した時のマット状態
から光り輝く状態までの製作過程を皆様に
ご覧いただき素敵でキレイで光り輝く
ビビットカラーのは箸置きの
出来るまでをご覧ください。
今回製作カラーは、クリア・グリーン・
ターコイズブルー・レッド・オレンジ
の5色を作ります。


エポキシ樹脂(主剤と硬化剤)、樹脂用染料、生花(ドライ加工済)

1:まずは使用する材料を用意して
  準備しておきます。

*計量はかり(エポキシ樹脂を量る)
*エポキシ樹脂(1液・2液)
*計量カップ(エポキシ樹脂混合わせる)
*ゴムヘラ(混ぜ合わせる)
*生花(ドライ加工済)
*ドライヤー(気泡を取るため)
*竹くし(ゴミ取り&気泡取り)
*樹脂用染料(着色カラー)


計量ハカリ、計量カップ、ゴムヘラ、竹クシ、ドライヤー

2:【1日目】
 原型で型取りしたシリコン枠の中に
 レジン(エポキシ樹脂)を入れる。
 《一層目注入》
 (主剤と硬化剤があり配合割合は2:1)
 たとえば主剤20gに対して
   硬化剤10g
 この割合でまぜ混ぜ合わせます。
 エポキシ樹脂は硬化すると
   透明になります。
 混ぜ合わせると最初は白くなりますが
 混ぜていきますと透明になってきますが
 早く激しくかき混ぜると空気の気泡が
 たくさん出来てしまいますのでゆっくり
 全体に混ぜてますがしっかりと
 混ぜないと硬化しない場合があるので
 軽量カップの側面もゴムへらで
 剥ぎとるようにして
 しっかり混ぜ合わせています。
 混ぜ合わせたら必ず!気泡が出来て
 しまいますのでたくさん出来た時は
 私はドライヤー(弱風温風)を
 軽くレジンに直接当てて気泡を取ります
 エポキシ樹脂は温度があがると硬化が
 始まります(ボンドのようなドロドロ
 な状態)のでドライヤーは数秒あてて
 後はそのままの状態にしておけば
 自然に気泡がなくなっていきますので
 大丈夫です。
 気泡がある状態で型枠に入れてしまうと
 気泡が型枠の中に入ってしまいますし、
 生花を入れると花に気泡がついてしまう
 場合がありますので型枠に注入する時は
 よく確認して入れるようにしています。

 極小の気泡をわざと入れて硬化させて
 泡模様のようにすることも出来ます。

 あとは、エポキシ樹脂を注入すると
 型枠の中でエポキシ樹脂が回流している
 のですぐに生花を入れてしまいますと
 中心真ん中に入れても少しずつですが
 前後左右に動いてしまいますが、
 わたしはレジン注入して20~30分
 たってから生花を入れています。

 たまに確認して花が中心になっている
 ようにしますが動いている場合は、
 竹くしで中心に動かします。
 エポキシ樹脂がボンドのような硬さに
 なったら一晩そのままの状態にして
 翌日に樹脂用染料を入れます。


レジン(エポキシ樹脂)主剤と硬化剤を混ぜ合せる


 型枠に生花を入れて硬化させる

3:【2日目】
 カラーレジン(エポキシ樹脂)を入れる。
 《2層目注入》
 1層目にレジン(エポキシ樹脂)を入れて
 から次に花を入れて硬化した状態です。
 まだ、完全には硬化していませんが
 その上に混ぜ合せたレジンを入れて
 いきますがレジン(エポキシ樹脂)
 に樹脂用染料を使いカラーを入れて
 ビビットカラーを作ります。
 グリーンカラーは今回は極小の気泡を
 入れて泡模様のように硬化させます。

 コンテンツの【色の調合について】にも
 説明しましたが、色の混ぜ合わせ方で
 かわりますので少しずつ色を足して
 調合していきます。
 染料を少しずつ入れて混ぜ合わせながら
 色の濃度調整をしていきますが
 今回も混ぜ合わせの時に気泡が出来ます
   が慌てずにドライヤーを活用して
 (高温にならないように注意)自然放置
 して、または竹くしを使い取り除いて
 ください。
 気泡がなくなったら型枠の中に作った
 カラーレジンを入れます。
 入れ終わったらそのあとに
 ロゴシートを入れてまた
 一晩硬化を待ちます。


レジン(エポキシ樹脂)に染料を入れて
混ぜ合わせる



カラーを入れて最後に花の中心にロゴシール
入れて硬化させます


4:【3日目】
 型枠より取り出して自然乾燥させる。
 いよいよ型枠から箸置きビーンの
   取り出しの日になります。
 この状態は曇りガラスのような感じで、
 これを表面を削り研磨してすると
 キレイな輝くビビットカラー箸置きが
 出来るのですが、この状態で全体が
 固く硬化するのを4日間自然乾燥させて
 から次の工程になります。


 硬化したら型枠から取り出す


 取り出し終わったら4日間自然乾燥させる
   表面がスリガラスのようなマット感状態


 つづく ー表面を削る整える研磨する編ー

ビビットカラー箸置きが出来るまで
その2へ

  • ➀マルチトレイ&キャッシュトレイ
  • アクセサリートレイ
  • キーリング
  • 箸置き&カトラリーレスト
  • カスタムオーダーメイド
  • ➀カサブランカの世界

モバイルショップQRコード   ーCASABLANCAー

ロングバナーの説明文